著者:川西利衛
出版社:福山商工会議所
刊行年:1988
ページ数:134p
サイズ:19cm
【目次】
序章 毛利が幕府を誘致した だがなぜか歴史に残らなかった
第一景 義昭将軍、鞆に上陸 将軍は天下統一の道具 当れば大きい玉だった
第二景 鞆幕府の初閣議 海の村上・陸の渡辺 義昭将軍を守る毛利軍団
第三景 小松寺で歓迎の宴 逆賊にされた足利家 文学は歴史より強かった
第四景 本願寺の密使鞆へ 武装した思想集団・本願寺 毛利・織田激突の引き金に
第五景 村上水軍、鞆で出陣式 蹴ちらされた織田水軍 倭寇で鍛えた村上水軍の実力
第六景 安国寺に名園完成 鞆幕府の権威高まる 陰に安国寺恵瓊の政治工作
第七景 織田軍反攻始まる スーパーマン鹿之助出現 動揺した毛利の最前線
第八景 鹿之助、鞆で晒し首 〝男の美〟貫いた鹿之助 当時〝忠〟の観念はなかった
第九景 鞆幕府で戦勝祝賀会 落雷は鹿之助のたたりか 幕府の前途に不安の兆し
第十景 鞆へ明智の密使 本能寺の仕掛人は鞆にいた 逆臣も幕府のお墨付きで忠臣に
第十一景 鞆の公方様狂乱 鞆幕府は恵瓊によって興り恵瓊によって亡ぶ
終章 将軍の末路よあわれ 鞆幕府十年の夢に終止符
付録 足利義昭将軍関係年表
鞆の浦史跡めぐりイラストマップ